平成26年9月16日

日本自殺予防学会会員各位

謹啓、
初秋の候、会員の皆様にはますますご盛栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

　北九州国際会議場で平成26年9月11日から13日まで開催させて頂いた第38回日本自殺予防学会総会は、第39回日本自殺予防シンポジウムと共に大過なく終了しましたのでご報告申しあげます。第1日目の学会認定研修会から始まり、シンポジウム７題、一般口演演題36題、ポスター発表29題、特別講演2題、さらにWHO報告会、ランチョンセミナー4題など会員の皆様には、それぞれ充実した発表をして頂き活発な議論ができたと思いました。そして、自殺予防学会には研修会参加者を加えますと４５０名余り、さらに自殺予防シンポジウムでは市民を含めて500名余りの参加者があり大盛況でした。また、懇親会にも大勢の皆様の参加を頂き感謝しています。会場がいくつかに分かれていましたのでご不便をかけことがあったかと思います。また、当初参加人数が把握できなかったことや進行がやや遅れた場面もあって至らぬところも多々あったかと思いますが、ご容赦下さい。残暑厳しい九州にまで足を運んで頂き感謝しています。私自身、精神科臨床を主に行っていますので多くの人のお話を聞くことができ、精神科医の責任の重さを再認識した良い機会になりました。

　来年は、第39回日本自殺予防学会総会が青森県立保健大学で大山博史教授が同じ日程（2015年9月11日〜13日）で開催される予定です。今回以上に次期学会が盛会になるように皆様で頑張っていきましょう。

　皆様のご協力に心から感謝しています。まことにありがとうございました。

謹白

第38回日本自殺予防学会総会会長　
産業医科大学医学部精神医学教室教授　
中村　　純
同副会長・北九州いのちの電話理事長　
小野　亨雄
同事務局長　
産業医科大学病院神経・精神科診療教授　
吉村　玲児